病院の待ち時間はどれくらい?平均的な目安と受診時の準備
病院を受診するとき、「診察までどれくらい待つのだろう」「予約していても待ち時間はあるのだろうか」と気になる方もいるでしょう。病院の待ち時間は、診療科や予約状況、当日の診療の進み具合などによって異なります。また、診察以外にも受付や検査、会計などで時間がかかる場合があります。この記事では、厚生労働省の調査結果をもとにした待ち時間の目安や、時間がかかる理由、受診前に確認しておきたいことをわかりやすく解説します。
病院の待ち時間はどれくらいが目安?
病院の待ち時間は、すべての医療機関で共通しているわけではありません。まずは、公的な調査結果から一般的な傾向を確認しましょう。
厚生労働省の調査による待ち時間
厚生労働省が実施した令和5年(2023年)の受療行動調査では、病院の外来患者が診察などを受けるまでの待ち時間について、次の結果が示されています。
- 15分未満:27.8%
- 15分以上30分未満:24.8%
- 30分以上1時間未満:20.6%
- 1時間以上1時間30分未満:10.5%
- 1時間30分以上2時間未満:6.5%
- 2時間以上:5.2%
この調査では、30分未満と回答した患者が合計52.6%でした。一方、1時間以上待った患者も一定数います。なお、これらは病院を対象とした調査結果であり、個々の病院の待ち時間を予測するものではありません。
出典:厚生労働省「令和5年受療行動調査(確定数)の概況」に基づく資料
予約していても待ち時間は発生する
診察予約をしていても、予約時刻に診察が始まるとは限りません。予約時刻は、受付時間や診察予定の時間帯を示している場合があり、運用方法は医療機関によって異なります。
また、予約時刻より早く到着したからといって、診察の順番が早まるとは限りません。予約票や医療機関の案内に記載されている受付方法を確認することが大切です。
病院で待ち時間が長くなる理由
病院では複数の患者を順番に診察するほか、検査や緊急の対応なども行っています。そのため、予定していた時刻から診療が遅れる場合があります。
診察や検査に必要な時間が異なるため
診察にかかる時間は、患者ごとの相談内容や診療上の確認事項によって異なります。予定より診察が長くなると、その後の予約時間にも影響することがあります。
また、診察前に検査を受ける場合は、検査の実施や結果の確認を待ってから診察に進むこともあります。受診内容によって手続きの順序が異なるため、同じ診療科でも待ち時間が変わることがあります。
受付順と診察順が異なる場合があるため
病院では、受付した順番だけで診察が進むとは限りません。予約の有無、検査の進行状況、医療上の緊急性などによって、診察の順番が前後することがあります。
特に救急外来では、医療従事者が緊急性を判断し、診察の優先順位を決める場合があります。そのため、後から来院した患者が先に診察を受けることもあります。
病院の待ち時間に備えて確認しておきたいこと
待ち時間を正確に予測することは難しいものの、受診前に必要な手続きや持ち物を確認しておくと、当日の行動を計画しやすくなります。
受付時間と予約方法を確認する
病院によって、予約制、予約優先制、当日受付などの運用が異なります。また、初診と再診で受付方法が分かれている場合もあります。
受診前には公式サイトや予約案内などで、受付開始時刻、受付終了時刻、予約時刻までに必要な手続きなどを確認しましょう。予約がない場合は、当日の受付が可能か事前に問い合わせる方法もあります。
必要な持ち物を準備する
受付時に必要なものが不足していると、確認や追加の手続きが発生する場合があります。一般的には、次のようなものを確認しておくとよいでしょう。
- マイナ保険証または資格確認書
- 診察券(再診の場合など)
- 予約票や予約確認画面
- 紹介状(必要な場合)
- 各種医療証(該当する場合)
- お薬手帳(持っている場合)
必要な書類は受診先や診療内容によって異なります。医療機関から個別に持参を求められたものがある場合は、そちらも確認してください。
診察後の時間も考慮する
病院でかかる時間は、診察までの待ち時間だけではありません。診察後に検査や会計などの手続きが必要になる場合もあります。
通院後に仕事や予定がある場合は、診察終了時刻だけでなく、会計を終えるまでの時間も考慮しておくと予定を立てやすくなります。
病院で待ち時間が長いときの対応方法
予定より長く待っている場合は、医療機関の案内に従いながら、受付などで状況を確認できます。
受付で診察の進行状況を確認する
予約時刻を過ぎても呼ばれない場合や、自分の受付が完了しているか不明な場合は、受付スタッフに確認しましょう。
ただし、診療の進行状況によっては、正確な診察開始時刻を案内できないこともあります。待ち時間の表示システムがある場合は、その案内も参考になります。
待合室を離れる場合は確認する
待ち時間中に売店や院内の別の場所へ移動したい場合は、受付スタッフに外出の可否を確認してください。
病院によっては呼び出し番号の表示や通知を利用している場合がありますが、すべての医療機関に共通する仕組みではありません。無断で離れると呼び出しに気づかない可能性があります。
待っている間に体調が変化した場合
診察を待っている間に体調が変化した場合は、そのことを受付スタッフや看護師に伝えてください。必要な対応は医療機関側が状況を確認して判断します。
また、長時間座って待つことが難しい場合なども、利用できる待機場所や対応方法について相談できます。
まとめ|病院の待ち時間は事前の確認と余裕のある予定が大切
病院の待ち時間は、予約状況や診療内容、検査、緊急対応などによって異なります。厚生労働省の調査では30分未満の患者が半数を超えていますが、実際の待ち時間は受診先や当日の状況によって変わります。
受診前には予約方法や受付時間、必要な持ち物を確認し、診察後の手続きも含めて予定を考えておきましょう。待ち時間や呼び出し方法について不明な点があれば、医療機関の受付などへ確認することが大切です。






















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